こんばんは、滋野一義です。
もしかしたらあなたの価値観は、
世間では少数派かもしれません。
あなたと一緒に考えたい題材を、
今回も発見しました。
今日の題材も、
Yahoo!ニュースで報道されました。
昨日の記事なので、
見た方もいるでしょう。
その記事とは、
“フェラーリが上場した”です。
フェラーリは、F1でもお馴染みです。
イタリアの自動車メーカーで、
“赤い跳ね馬”と言われています。
そのフェラーリが、
ニューヨーク証券取引所に、
先月21日に上場しました。
ニューヨーク証券取引所に、
上場した事が問題ではありません。
上場するにあたって、
“生産台数を3割増産する”という
発言が問題視されています。
そもそもフェラーリは、
年間の生産台数7,000台を、
3割増しの9,000台にすると
言い出したのです。
これに対して、
フェラーリファンから失望の声が
あがったのです。
そもそもフェラーリは、
エンツォ・フェラーリによって、
設立されました。
エンツォ・フェラーリは、
レーシングドライバーでした。
“自動車レースで優勝した車に
乗りませんか?”と集客したのです。
当時のお金持ちは、
他人と同じ車に飽きていたので、
すぐに飛びつきました。
完成した車でレースに参加して、
みごと優勝してみせてから、
顧客に新車を納品したのです。
そうやって、
希少価値を持たせてきたから、
大衆車と一線を画してこれました。
ベースがレースカーなので、
日本車のような運転のしやすさ、
乗り心地とは対極に位置します。
お金持ちをターゲットにして、
妥協を許さない姿勢で、
車をつくってきたのです。
一般人から見れば、
フェラーリは高嶺の花でしょう。
それが今回の株式上場で、
生産台数を3割増しになったら、
大喜びするはずです。
増産されたら、
その分希少価値が下がって、
販売価格も下がるからです。
しかしフェラーリファンは、
それを認めようとしないのです。
フェラーリファンから見ると、
フェラーリは高価なのが当たり前
なんです。
ブランドイメージが崩れるから、
フェラーリファンは反対している
のです。
自分がフェラーリを手に入れるより、
憧れのままでいて欲しいと、
ファンは願うものです。
このまま増産を認めてしまうと、
日本におけるBMWのように、
10年後には安価なフェラーリ車が、
全国の道路を走っているかも?
フェラーリファンの心理は、
往年のアイドルファンと同じ
心境でしょう。
20年前のアイドルが、
久しぶりにテレビ出演したら、
ガッカリするものです。
20年の歳月が、
アイドルをオバちゃん化させる
からです。
私は山口百恵のファンだったので、
引退後にテレビ出演がないから、
今だにアイドル時代のイメージ
そのままです。
話が脱線しましたが、
高級路線で成功したフェラーリが、
増産発言に対して、
ファンからクレームがきます。
あなたのビジネスも同じです。
安くなければ売れないというのは、
単なる思い込みでしかありません。
フェラーリの例をみれば、
間違っていることが理解できる
でしょう。
どんなに高級でも、
顧客を限定していけば、
簡単に売れます。
高級路線で突き進めば、
値下げしようものなら、
顧客からブーイングの嵐です。
後発組として勝負するには、
薄利多売は障害が多いので、
高級路線で勝負していきましょう。
<追伸>
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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