こんばんは、滋野一義です。
最初に作ったイメージは、
最後まで貫くべきです。
世間を騒がせているニュースが、
今でも加熱しています。
テレビ東京的にいえば、
「沸騰キーワード」でしょうか？
ワイドショーや報道番組で、
毎日みかけます。
私的にはもうウンザリです。
私がウンザリしているのは、
ほとんど影響を受けることがない
からです。
これが地元の知事だったら、
ネットで市民運動を呼びかけて、
知事に辞任を迫るかもしれません。
もうお分かりだと思いますが、
都知事の舛添さんの報道なんです。
都民へのインタビューを聞くと、
「政治家の資質に欠ける！」とか、
「セコい！」という意見が多い。
テレビの報道で一番笑ったのは、
舛添さんが以前に書いた本を、
紹介した時でした。
とても衝撃的で、
「よくここまで書いたな」と、
呆れてしまったのです。
舛添さんが国会議員だったころに、
書いた本の内容がすごいんです。
例えば海外視察については、
「ファークラスに乗る議員を、
私は信じられない」と書いています。
さらに続きがあって、
「私はファーストクラスには、
絶対に乗らない」と言い切ってます。
舛添さんはこの数年後には、
ファーストクラスで海外視察に行き、
「何が悪いの？」と発言しています。
今聞いても矛盾だらけの内容は、
まだ他にもあります。
公用車に関して書いた本も
ありました。
「公用車を使わずに、
市民と同じ目線を保て」とも、
舛添さんは書いています。
さらに舛添さんは毎月日を決めて、
お金の支出を選別するのが、
趣味であるとも書いています。
舛添さんの趣味なので、
お金の収支を仕分けることも、
今でもご自分でやっているのでは？
舛添さんが国会議員だったころは、
国民が総理にしたい人ランキングで、
トップに立っていた時です。
国民からの追い風に乗って、
イケイケ状態だったのでしょう。
清廉潔白なイメージを、
国民に植え付ける意図があったと
考えられます。
舛添さんが本を出版したのは、
「私こそ総理に相応しい」という、
ブランディング作りだったはずです。
東京都の予算は約13兆円になります。
予算が13兆円クラスの国は、
インドネシアやデンマークなどです。
小国クラスの予算を、
舛添さんは自由に使える立場なので、
国家元首に匹敵する権力をもちます。
都知事は選挙で選ばれるので、
日本の総理より強い権力を持っている
とも言えます。
舛添さんは都知事になって、
権力を握りました。
大きな権力を握ったことで、
これまでのブランディング戦略が、
すべて吹き飛んだのです。
今まで作り上げたイメージが、
音をたてて崩壊していきました。
舛添さんは権力に溺れてしまい、
国民に隠してきた素の姿が、
一気に出てきたのでしょう。
ブランディング戦略とは、
自分に不利なことは見せなくて、
みんなの要求に応えようとします。
みんなを騙しているといえば、
その通りです。
もっと他の言い方をすれば、
有名な俳優さんのように、
設定された役柄を演じることです。
役を演じることで、
みんなに共感してもらって、
評価を受けるのです。
芸能人のカミングアウトが、
最近流行っています。
芸能人の姿は作られたものだと、
世間一般に知られているから、
カミングアウトも受け入れられます。
しかし政治家はまったく違います。
その人を信じて投票するから、
選挙時のイメージから遠ざかると、
世論の反発を招きます。
舛添さんが失敗した原因は、
ブランディングで作ったイメージが、
ブレてしまったからです。
ブランディングするからには、
芯となるコアな部分は、
引退するまでブレてはいけません。
これは政治家だけの問題では
ありません。
顧客に好印象を与えたいと、
あなたは考えた事ありませんか？
ビジネスだけではありません、
恋愛や家族に対しても同じです。
「好かれたい！」や、
「いい格好をしたい！」なら、
あなたもブランディングしましょう。
ブランディングによって、
イメージを作りあげたなら、
コアな部分だけは一生続けましょう。
ブランディングがブレだすと、
「人が変わった」と彼女に嫌われて、
あなたは軽雑されて捨てられます。
ブランディングしたイメージを、
一生続けていけば習慣になるので、
嘘が真実に生まれ変わります。
舛添さんを反面教師にすれば、
コアな部分がブレる怖さが、
はっきりと理解できます。
あなたもブランディングによって、
ブレずにイメージを操作していけば、
必ずあなたの望みは叶います。
＜追伸＞
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
ブランディングして、
あなたが夢を叶えるために、
私も協力します。
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