こんばんは、滋野一義です。
ビジネスで一番重要なのは、
顧客ではなくあなた自身です。
昭和36年頃、
ある言葉が大流行しました。
それは、
“お客様は神様です”という
言葉でした。
この言葉がひとり歩きして、
現代の顧客第一主義になりました。
顧客を神様と思って、
十二分なサービスを提供するのです。
そもそも、
“お客様は神様です”という言葉を、
流行らせたのは誰でしょうか?
あなたは知ってますか?
三波豊和さんの父親で、
三波春夫さんです。
三波春夫さんが、
舞台に上がっていたときに、
口から出てきた言葉です。
この言葉の意味は、
今の使われ方とはちょっと違って
いました。
舞台を見に来てくれた
お客さんを神様に見立てて、
“最高の芸を見せる努力をします”
という意志の現れでした。
現代のように顧客を神様と捉えて、
神様の下僕となって、
何でも言うことを聞くことでは
ないんです。
三波春夫さん自身も、
芸事だけの限定で使っていました。
2020年東京オリンピック招致で、
日本流“おもてなし”が、
世界的に知れ渡りました。
日本に旅行にきた外国人は、
ほとんどが日本のサービスに、
驚くのです。
“そこまでやるか!”と、
言いたいくらいに、
おもてなしされます。
外国でお店に入っても、
ショップ店員はいますが、
ほとんど放置プレイ状態なので、
日本の接客スタイルにビックリ。
この日本スタイルの接客方法は、
これで文化となりつつあります。
しかしながら、
すべての事柄に対して、
顧客の言いなりになるのは、
私は違うと考えます。
寿司屋のガンコ爺のように、
何でも難癖つけろとは言いません。
モノには常識があるように、
要求に対しても限度があります。
善良は顧客なら、
普通に対応していれば、
トラブルに巻き込まれることは、
まったくありません。
一番困るのが、
難癖をつけてくるクレーマー
という存在です。
顧客が一番偉いと勘違いしている、
愚か者たちです。
顧客が一言いえば、
なんでもまかり通ると、
思い上がっているのです。
さらにいけないのが、
“お客様は神様です”と、
間違った教育という洗脳を受けた
社員たちです。
何でも“ハイ、ハイ”と、
無理難題を聞いてしまうから、
奴らはさらに付け上がるのです。
長くのびた天狗の鼻を、
へし折らない限り、
社員は顧客の下僕として、
一生こき使われます。
社員が多い企業なら、
顧客対応の専門部署をつくれますが、
一人でビジネスしている人には、
人数が足りません。
そもそも顧客と企業は、
対等の立場のはずです。
顧客に喜んでもらうために、
企業はいい商品やサービスを
販売します。
それに対して、
顧客は代金を支払って、
商品やサービスを手に入るのです。
嫌な顧客には、
商品やサービスを売らないという
選択肢と権利があります。
お客様は全員神様ではなく、
こちらが選んだお客様だけが、
神様になってもらいます。
一人で行なっているビジネスなら、
断る勇気を持って望みましょう。
PS:
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